toggle
2015-03-11

忘れない

震災から4年です。
2011年7月、水上観音寺のご住職からの依頼で生まれた手ぬぐいです。

太陽は日本の日の丸にみたて下に生えている双葉は成長です。
そして人と人の絆(つながり)の意味で『家族』の文字絵をつくりました。

“これからもずっとずっと
あの出来事を忘れないこと

犠牲になったたくさんの方々をわすれないこと
あの時に感じた気持ちや祈りをわすれないこと

大丈夫
ぼくらは皆家族だから

共に新しい日本(ふるさと)へと歩んで行こう”

日本にはたくさんの歴史がある中、
私が生きている時代に起きた大地震。

1995年、1月
阪神大震災が起きた頃は私はまだ中学生でした。
命の大切さはわかっていましたが
まだテレビの中での大惨事として
どこかあまり実感がなかったように思います。

東北大震災が起きた4年前は
会社の残業の帰りで
とても夜空がキレイだったのを
まだ鮮明に覚えています。

帰ってお風呂に入り、
晩ご飯を皆で食べ
暖かいお布団に入りました。

私はこんなに幸せだったのかと身体全部で気付かされました。

沢山の悲惨な歴史がある中
私の中で一番ショックを受けた出来事でもあり、
一番感謝することを教えられた出来事でもあります。

私は来年も10年後も30年後も
自分が生きている時代に起きたこの日を
ずっと忘れません。

この出来事が起きた意味を
生かしていく自分でありたいと思います。
そしてそんな日本であってほしいと今もこれからも思っています。

西ゆう

関連記事